山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

心は体にあらわれる。

深夜、仕事が終わって、表参道近辺の居酒屋にいく。 日曜日の深夜に営業している店は少なく、開いている店にふらっと入った。 その店はまだできてそれほどたっていない様子の、青山らしいこじゃれた和食やだった。 日本中のおいしいものを集めました、とメニ…

年とともに自由になる。

同じ年の女友達から手紙が来た。 彼女は二児の母で、専業主婦である。 手紙のなかに、「あなたの小説をまだ読んでない」とあった。 彼女が言いたかったことは、読むと、もしかしたら、不快に思うかもしれず、 すると、友情にひびがはいるので、できれば読ま…

しあわせのハンディキャップ

カート・ヴォネガット・ジュニアの小説「タイタンの妖女」(レビューはこちら)のなかで、 地球人VS火星人の戦争のあと、「徹底的に無関心な神の教会」なる宗教団体が生まれ、 その信者たちは、自分に見合ったハンディキャップを自ら背負う、というくだりが…

30歳で成人ね。

久しぶりにまともに働いているので、疲れ気味。 ので、写真は、夜のデザート、フルーツゼリー(BY林フルーツ) 最近、30歳=成人説ってよく聞く。 昔は、20歳で大人になったけど、今は30歳でようやく成人、という説。 そう言われてみると、このごろ、…

うつむく現実と革命

昨日は久しぶりのロケだったけど、睡眠時間1時間にも関わらず、楽しかった。 ずっと家にこもって小説書いていたら、外に出て、体を動かして働くのは気持ちよかった。 昨夜の「爆笑問題のススメ」に作家の原田宗典さんが出演して、 物書きは鬱病になりやすい…

もしこの世に天使がいるとしたら。

もしこの世に天使がいるとしたら、それは犬の姿をしている。 すくなくとも、私のこれまでの人生で、もっとも天使のイメージに近いのは 犬である。 つぶらな瞳、黒くて濡れたハナ、ふさふさの毛、垂れた耳、 愛情のためにふりきるしっぽ、犬好きならはずせな…

追いかけられると燃えるたち

月曜日は、一日で原稿用紙換算すると、うそ、90枚書いた。 朝の7時から19時まで。 ちょっと休んで 24時から5時まで。 それというのも締め切りがあったからで、もうひとつの小説は書き始めて 2か月もたつのに、まだ80枚くらいだっていうのに、 ほ…

インフルエンザを看病する

インフルエンザが流行っている。 私はとりあえず、かからなかったけど、親しいひとがかかり、看病をしていた。 熱が40度近く出て、寒気が襲うという日々。 食事を作ったり、頭を冷やしたりした。 病気になったとき、看病されたいひとと、ほっておいてほし…

真冬にサーファーと。

ジャック・ジョンソンというひとのアルバムを聞いている。 彼は、ハワイはノースショア生まれの元・プロサーファーでサーフィン中の事故の後、ギターで作曲を始める。 口コミで人気が広がって、今や世界的人気者の30歳。 うう。 ゆるくていいんだな、これ…

私は広い意味で恋をしている。

糸井重里さんの「ほほ日刊イトイ新聞」を読んでいます。 このなかに「日本人の思い」というコーナーがあって、いろんなアンケートをしています。 なかで、「私は広い意味で恋をしている?」という質問があって、「はい」と答えた人は8割近くいました。 へえ…

永遠と一瞬と。

大学四年の時、キリンビールに就職の決まったひとが言った。 「現在、日本のビールのシェアの6割強がキリンビールです。残りの4割をサッポロ、アサヒ、サントリーが奪い合っているのが現状です」 そのひとの言いたかったことは、キリンビールは永遠であり…

結婚はどこへ行く?

NHK総合で放送されている「今夜は恋人気分」という番組をよく見る。 最初は、司会が中村うさぎさんなので、見始めた。 というのは、彼女の衣装が楽しみだったから。 いつもばりばりのブランドものをかっこよく着こなしていて、 同世代として、「あれくらいま…

レースクィーンだった。

かつて、よく連れ立って遊んでいた女友達がいた。 そういう時、知り合ったひとから、 「なんで、ふたりは友達なの?」と聞かれることがある。 私たちは答えた。 「昔、レースクィーンやってて、その時の同期」 こう話すとたいていの男は身を乗り出すのだった…

愛という商品

今日はバレンタインデーだった。 アメリカでバレンタインに集団自殺しようとして未遂に終わり、逮捕されたひとがいた。 けど、ある意味、バレンタインほど、集団自殺にうってつけの日はないように思う。 もはや、「愛」は立派な商品だ。 「愛こそ全て」と歌…

イタリアンって。

日曜日なので、気分転換に恵比寿のイタリアンへ。 かつては予約のとれない店として人気だったけど、最近はどうかな。 まず、寒い。 この寒さでもテラスを閉じず、カバーをかけている。 なんで閉めないの? 石の床が冷たい。 赤ワインをあたためてもらうけど…

バレンタインの正体

バレンタインデーが近い。 あれはいつから女が男にチョコレートをあげる日になったのだろうか。 逆だったらどうなのか。 私はチョコレートが好きなので、もらったら嬉しいと思うけれど、 「バレンタインは男が女にチョコレートをあげる日」と変更されたから…

生まれつき不機嫌

私は、愛想が悪い。悪いらしい。 自慢できることではないけど、長く生きているので、ひとさまの客観評価くらいは知っている。 数年前、こんなことがあった。 あるテレビ番組の試写の時のこと。 私は、自分でつないだ番組を見せるために、編集室にいた。 その…

メールの怖さと儚さ

電話が苦手である。 恐怖でさえある。 ので、フリーランスの身でありながら、いつも留守電にしているし、携帯もあまり使わない。 このような臆病者なので、メールの登場は大変ありがたかった。 全ての仕事のやり取りをメールで行っているし、友達との連絡も…

極私的焼き肉や考

今日の朝ご飯は焼き肉です。 はい、普通のひとにとっては夜ご飯の時間ですが、毎日お昼頃眠る私にとっては、目が覚めて一番最初に食べるから、夜の九時であっても「朝ご飯」なんですねえ。 (でも、一日一食だから許してね。) 今夜は麻布十番にある、とある…

ショーケン逮捕に思う。

ショーケンこと萩原健一さんが、映画の出演料を巡って、プロデューサーを恐喝したとして逮捕されましたね。 私自身はこの事件をよく知らないし、関係者でもないですが、この手のギャラを巡ってのトラブルは結構多いですよね。 私はずっとフリーランスで働い…

ヒトはなぜ服を買うのか。

本日、市川準監督の「トニー滝谷」を見て来ました。 映画としての感想は、c-reviewにいずれ書くのでそちらを読んでいただくとして、 ここでは「ひとはなぜ服を買うのか。それも必要以上に」について考えたいと思います。 「トニー滝谷」の妻(宮沢りえちゃん…

朝からふぐ

もう、すっかり、昼夜逆転なのですが、最近、悪化して、お昼くらいまで眠れない。 すると、12時頃から19時くらいまでの7時間睡眠になるのですが、 つきあいなどもあり、17時に起きることもあったりするので、もうめちゃくちゃです。 こんなことではカ…

女は黙って買い物してれば・・

ニューヨーク在住のジャーナリスト(女性)が、世界の女性誌を読み比べて書いたコラムを読んだ。 アメリカ、イタリア、フランスなどの女性誌では、女性の生き方に関するコラムが盛んだが、日本の場合、その殆どがファッションと化粧に関する記事である。 こ…

ローズマリーの赤ちゃん

ディーン・クーンツ氏による「ベストセラー小説の書き方」という本を読んだ。 とても新鮮でためになる本だった。 なかみとしては、脚本を書く時に参考にしてきた、シド・フィールドの「シナリオライターのワークブック」と似ていた。 (このシナリオのハウツ…

エルメスでは買えないもの

大学の同級生だった友人と話したときのことである。 彼女は、あと5年したら、東京での仕事をたたみ、夫婦で海外に移住して、ペンションをやる、と言っていた。 そっか、もう、そんな年なのか、と驚いた。 なぜなら、私はその時、やっとやりたいことが叶いつ…

18歳の彼女の恋

久しぶりに夜景の見えるレストランでディナーなどをした。 引きこもって、小説を書いていると、時々煮詰まってしまうのだが、優しい友人が無理くり連れ出してくれた。(アリガト) きらめく東京タワーを見ながら、それでもテーマは、今、書いている小説の話…

小説家は、儲かるか。

毎年、この時期になると、支払い調書なるものが送られてくる。 フリーランスの方はご存じだと思うけど、昨年一年間に、仕事をした各会社から、支払額(ギャラですね)を明記した紙切れが送られてくるわけです。 で、これらを合わせると年収ってことになりま…

年の差なんて。

寺島しのぶさんが出ているので、映画「東京タワー」を見に行く。 黒木瞳さん演じる女性は41歳で、その愛人の岡田准一くんは21歳、 寺島しのぶさん演じる主婦は35歳で、その愛人の松本潤くんもまた、21歳という設定。 映画の内容はさておき、このよう…