山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画

なんでドキュメンタリーを撮るんだろう。

今日は森達也監督の「311」と、砂田麻美監督の「エンディング・ノート」を見ました。 どちらもドキュメンタリー映画です。 これまでに見た、震災関係のドキュメンタリー映画は、岩井俊二監督の「friends after 311」と、我謝京子監督の「3.11ここに生きる…

映画「おとなのけんか」

日比谷でロマン・ポランスキー監督の「おとなのけんか」を見ました。 ジョディ・フォスターとケイト・ウインスレットという、ハリウッド二大演技派(もちろん、美形でもあるけど)女優に、どっかで見たことあるけど、すぐには名前の浮かばない男優2名と合計…

映画「生きているものはいないのか」

ようやく、映画「生きているものはいないのか」を見ました。 いやー、面白かったです。 もとは、劇団五反田団の前田司郎氏による、舞台ですが、映画はかなり、戯曲に忠実でした。脚本や構成などもほとんどそのままなのではないかしら。 そして、それがとても…

映画「メランコリア」

本当は、ロマン・ポランスキーの「おとなのけんか」を見に行ったのに、上映開始10分前で満席。 おそるべし、映画の日。 あきらめきれずに近くでやっていた、「メランコリア」を見た。こっちもかなり混んでたけど。 ラース・フォン・トリアー監督は、ドグマと…

映画「人生はビギナーズ」

今日は日比谷で「人生はビギナーズ」を見ました。 昨日、クリストファー・プラマーがアカデミー助演男優賞をとったからではなく、前からひかれる題材であったからです。 プラマー演じる、75歳にして、ゲイであることをカミングアウトする父親…という設定に惹…

もっと話上手になってみたい。

今日は、新座市に自分の映画の上映とトークがあったので、行って参りました。 参加して下さった方には、まず、お詫びです。 映写環境がいまひとつだったらしく、色とピントが甘かった…という情報をあとから知りました。 自分で事前にチェックするべきでした…

映画「ドラゴン・タトゥーの女」

ここ最近、結構、映画は見ているのですが、感想を書くのをサボってました。 メモ的に最近みたものを列挙すると… 「ヒミズ」 「ドラゴン・タトゥーの女」 「ウインターズ・ボーン」 以上は映画館で。 自宅にては 「ヤコブへの手紙」 「昼下がりの情事」 あ、…

映画「ミツコ感覚」

本日、六本木にて、「ミツコ感覚」を見て来ました。 CMディレクターとして、数々のヒット作をお持ちの山内ケンジ監督の作品です。 最近だと、ソフトバンクの白い犬のお父さんが有名ですよね。 舞台の演出もされていて、たいへん評判がいいので(未見ですが)…

嘘を仕事にする

つい最近、WOWOWに加入したため、にわかに忙しくなっている。 っていうか、見るものがたくさんあるので、忙しいのだ。 昨日だけで、映画「ウオールストリート」(2010)、 第三舞台「深呼吸する惑星」、 そのメイキング・ドキュメンタリーと、 3本も見ました…

ディレクターズ・ライブ

土曜日と日曜日は、東京工芸大学というところで、「ディレクターズ・ライブ」というのをやってきた。 ディレクターズ・ライブって、なんやねん?と思う方も多いと思う。 ディレクターが歌って踊るのではない。私にそんな能力はない。…あったらいいけど。 大…

あつい5日間が終わった。

今日で無事、東京国際女性映画祭が終わりました。 かれこれ、毎日会場に通うことになり、それでも見れた映画は、スペインの「あなたのひとこと」と台湾の「手に手を取って」の2本だけでした。 ちょうど、上野千鶴子さんのdvdの完成と重なって、昼間は映画祭…

「すべては海になる」@東京国際女性映画祭

今日は、お昼から、自分の映画の上映。久しぶりなので、ドキドキしながら、会場入り。 上映前に挨拶があって、上映後はトークもあるので、せっかく買った10センチヒール(グリーンカーペットで履いたやつ)で行こうかと迷ったけど(だって、脚が長く見える…

「あなたのひとこと」

そんなわけで、今日は、東京国際女性映画祭のオープニング。 麹町のセルバンテス文化センター東京というところに行ってきた。 写真は女性映画祭のメンバー。 センターがドキュメンタリー界の巨匠、羽田澄子監督。 で、その斜め後ろの女性が、スペインの文化…

グリーンカーペット歩いてきた。

そんなわけで、今日は、東京国際映画祭のオープニングに行ってきた。 自分の映画「すべては海になる」(2010)が共催企画の女性映画祭に呼んでもらっているので、参加。 女性映画祭のメンバーとグリーンカーペットに立つ。 緊張気味の自分。 プロデュー…

東京国際映画祭

なわけで、明日は東京国際映画祭のオープニングに参加です。 いわゆる、グリーンカーペットというのを歩くことになります。@六本木ヒルズ。 自分の映画「すべては海になる」が東京国際女性映画祭の招待作であり、アジア女性映画祭の今年の日本代表だったり…

東京国際女性映画祭!

ちょっと日記を書くのをさぼっておりました。 いろいろと立て込んでおりました。 「旅のチカラ」はずいぶんと評判がよくて、うれしかったです。 オンエア前にも、「よくできた」とほめられていた(ホントなんですよー)んですが、視聴者の方からもいろいろ感…

「旅のチカラ 柳楽優弥 21歳の決心 ハリウッド俳優修行」

そんなわけで、演出番組のお知らせです。 本日、 10月11日(火)20時より 「旅のチカラ 21歳の決心 柳楽優弥ハリウッド俳優修行」 NHKBSプレミアム 柳楽優弥くんが、ハリウッドの名門演劇学校に入って、悪戦苦闘しながらも、自らの道に目覚めて行く…

こんな映画を見ています。

映画の感想ばかりになってて、それでいいのかーって気がしております。 しかし、最近、連続でいろいろ見ているので、感想が追いつかないくらいなんですねー。 ここのところ見たもので、まだ、感想書いてないものを備忘録をかねて、書いておきます。(見た順…

映画「アンチクライスト」

…この映画の感想というより、ポツドールの「おしまいのとき」との比較で、「この世でもっともつらいことってなに?」をテーマに考えてみたいです。 「アンチクライスト」というからに、アンチ=反、クライスト=キリストですから、宗教に反するもの、宗教的…

映画「あしたのパスタはアルデンテ」

このタイトル、どうかと思いますよね。料理の映画みたいじゃないか。 いや、このタイトルをつけた方の気持ちもわからなくないです。 イタリア映画であること。舞台がパスタ工場であること。 この2点により、イタリア料理、パスタ好きの女性たちをとりこもう…

映画「スコット・ピルグリム」

ということで、dvdにて、数日前に見ました、カナダのマンガの映画です。 雰囲気としては、「キック・アス」風のヒーローものです。 「スコット・ピルグリム」をヒーローものって呼んでいいか迷うけれども、主人公がなにか得体のしれない悪的なものと闘う…と…

映画「東京オアシス」

そんなわけで、試写でみた、「東京オアシス」の感想です。 「カモメ食堂」以来の、小林聡美さん主演作ですね。 このシリーズについては、一貫して同じ感想を持っています。 それはこれまでの日本映画では決して撮られたことのなかったものだってこと。 スト…

映画「ゴーストライター」

今年78歳になる、ポーランド人の名匠、ロマン・ポランスキー監督の久しぶりの作品。 ポランスキーは「戦場のピアニスト」が有名ですが、個人的には、「赤い航路」が一番好きです。 この監督の作品は、わかりやすい家族愛や男女の愛などには、決してたどり着…

映画「ミツバチの羽音と地球の回転」

3月の原発事故により、さらに注目を集めていたドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」をやっと見ました。 実は地震の起こる数週間前、友人のカメラマンからこの映画については聞いていた。とてもよくできた作品だと。 見たほうがいいよと勧めら…

映画「人生、ここにあり」

2008年制作の実話を元にしたイタリア映画です。 精神病院が舞台…実話…イタリアで大ヒット…くらいの情報で見に行きました。 精神病院を舞台にしたものでは、「カッコーの巣の上で」が有名ですよね。 これは、精神病の患者を薬漬けにしていた病院に、ジャック・…

映画「未来を生きる君たちへ」

そんなわけで、アカデミー賞に輝いた、デンマークの女性監督、スサンネ・ビアによる一本です。 ほとんど予備知識なしに見に行きました。 始まりは、アフリカのどこかと思われる、難民キャンプみたいなところ。 そこで、医師として献身的に働く白人が描かれる。 …

映画「ツリーオブライフ」

…ということで、今、話題の、「ツリー・オブ・ライフ」の感想です。 話題…といっても、いわゆる映画ファンのなかでの話題作かもしれません。 土曜日の深夜というか、早朝(3時25分の回)に、六本木で見ました。 観客7,8名といったところでしょうか、も…

映画「モールス」

律儀に見た順番に映画の感想を書いております。 今日は、「モールス」でございます。 これはですね、スウェーデン映画「僕のエリ、200歳の少女」のハリウッドリメイク版であります。 「僕のエリ」も拝見しております。 この「僕エリ」ファンは日本では結…

映画「トランスフォーマー・ダークサイドムーン」

普段はあまり見ないタイプの作品をなんとなく、見て見ました。 というか、同行のひとが、「3Dで見たい」ゆうもんですから。 大スペクタクルとか3Dとか正直、苦手です。ものすごいCGとかにもあまり驚けないタイプでして。 本当にもう、シンプルな人間の物語、…

映画「死ね!死ね!シネマ」

このところ、映画を見たり、舞台に行ったり、本をまとめ読みしたりしていて、とても忙しい、または充実している。 ここ数ヶ月、テレビの仕事に追われて、インプットができなかったので、内部がカラカラになった感じで、砂漠で水を求めるごとく、暇になった途…