山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画

映画『川の底からこんにちは」と「トイレット」

今日は早稲田松竹で、映画「川の底からこんにちは」と映画「トイレット」の2本を見た。 早稲田松竹に行くのも久しぶりだったし、(学生の頃はよく行きました!)、2本立てというのも、久しぶり。 どっちも見逃していたので、この際、えいやっとばかり見て来…

映画「犬と猫と人間と」

今日は、数日前にDVDで見たドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と」の感想です。 実はこの映画の存在は、公開の時に(2009年製作)知っていたのですが、あんまり見たいとは思えませんでした。それは、悪い作品だろうとか、そういうことではなく、見たら、泣…

映画「ソーシャル・ネットワーク」

やっと、映画「ソーシャル・ネットワーク」を見た。 ツイッターの広告のページに「今世紀最大の傑作」って何度もでているし、ゴールデングローブ賞4部門もとってしまっているし、「ファイト・クラブ」(大好き!)のデビット・フィンチャー監督だし…そもそも…

映画「キック・アス」が露呈させたヒーローの破綻

「ニキータ」や「レオン」はダメなのに、「キック・アス」に自分がしびれたわけはなんだろうとずっと考えていて、少しまとまったので、書きます。 というより、「ヒーロー」とはなにか?ってことをまず、考えないといけない。 映画やテレビドラマにおける、…

映画「キック・アス」

今日は、ツイッター上で話題の映画「キック・アス」を見て来た。 原作がコミックなこと、ヒーローものらしいこと、さらに、美少女戦士のようなものが出てくることなどから、ちょっと不安だった。 もしかして、自分、結構キライな方向なんじゃないかと思って…

映画「ノルウエイの森」感想その後。

映画「ノルウエイの森」の感想を書いたら、反響が大きかったので、気を良くして、原作のあるものの映像化について、考えたことを書きます。 昨今の映画、テレビ業界では、漫画や小説の原作を映像化したものが多いです。ほとんど、と言ってもいい。実際、自分…

映画「ノルウエイの森」

今日は、映画「ノルウエイの森」を見ました。久しぶりにがっつり感想を書きたいと思います。 それはこの映画をすごく好き、あるいは、傑作と思ったから…というわけではないです。ただ、初めて、「ノルウエイの森」のテーマがわかった…と思えたからでした。 …

映画「マザーウォーター」

今日は、銀座で、映画「マザーウォーター」を見ました。 「かもめ食堂」「めがね」「プール」と続く、一連の作品です。(監督は違いますけれども、プロジェクトとしては一貫しているシリーズですね)。 今回の舞台は京都。小林聡美さんが店主を演じる、ウィ…

映画「エクスペリメント」

今日は、「喪の仕事」のため、やや遠方まで出かけ、そのあと、都内で、映画「エクスペリメント」の試写に行った。 (喪の仕事について、おって、細かく報告することになると思う。自分がミニを亡くして、どうなって、どう考えて、どう行動したかについての記…

映画「食べて、祈って、恋をして」

昨日は、編集のあと、品川で、映画「食べて、祈って、恋をして」を見た。 ジュリア・ロバーツが主演の、夏くらいに話題になった作品である。 なんとな~く、うさん臭い感じもしつつ、でも、見たいな~と思っていた。なので、ギリギリ、品川でやっていたので…

映画「太陽を盗んだ男」

数日前に、映画「太陽を盗んだ男」をみました。79年の作品です。 ざっくり内容を説明すると、沢田研二演じる、高校の理科の教師が、原子力発電所からプルトニウムを盗み出し、原爆を作る、そして、それをネタに日本政府を脅す…という物語。 高校教師は、「…

映画「The ダイエット」

今日は、大先輩の渋谷のぶ子(漢字が正確に打てないので、ひらがなで失礼します)監督のお宅に伺って、女性監督ばかりの会。 なかのひとり、関口祐加さんの作品「The ダイエット」をdvdで鑑賞。とてもユーモラスなんだけど、途中からじっくり考えさせられる…

映画「サイタマノラッパーSR」

数日前に、DVDで「サイタマノラッパーSR」を見ました。 今年の日本映画監督協会新人賞受賞だし、いろんなひとが褒めていたので、見たいなーと思っていたけど、機を逸し、劇場では見られなくて、DVD鑑賞となりました。 なるほど、こういう作品だったのかー…

映画「ぼくのエリ 200歳の少女」続き

今日になって、この映画の構造について、また考えたので、つけたし。 というかですね、チャイコフスキーの「白鳥の湖」について、調べていて、気づいたのでした。 「白鳥の湖」も、異形のものとの恋だった。西欧のものでいうと、このほか、人魚姫などもある…

映画「ぼくのエリ 200歳の少女」

一週間くらい前に見たけど、感想を書くチャンスがなくて、今日になってしまった。 今日は、昼間、DVDで「サイタマのラッパー」を見たけど、見た順番に感想を書くことしますので、今日は、「僕のエリ…」について。自分のメモのつもりで…。 えっと、「ぼくのエ…

映画「セイント・クララ」

DVDにて、映画「セイント・クララ」を見ました。 数日前に見た、「戦場でワルツを」のアリ・フォルマン監督の劇場用映画デビュー作。 アリ監督は、イスラエルのテレビのひとで、それまでは、テレビでドキュメンタリーを撮っていた。そして、この「セイント・…

映画「戦場でワルツを」

数日前に、DVDにて、「戦場でワルツを」を見ました。 いやーすごかった。すごい作品見ると、「すごかった」みたいな簡単な言葉しか出てこなくなる。批判する言葉やごまかす言葉はたくさん知っていても、すごいなーと思った時は、言葉のバリエーションが少な…

映画「マイ・プライベート・アイダホ」

ガス・ヴァン・サント監督「マイ・プライベート・アイダホ」をDVDで見ました。 ううむ。このガス・ヴァン・サント監督は、映画通のなかではかなり評価の高いひとであるし、数々の有名な映画祭の受賞者でもあるけれども、なかなか、自分はすんなり入れないと…

映画「トルソ」

少し前になるけれども、渋谷で、映画「トルソ」を見ました。今日は、その感想です。 監督は、是枝裕和監督の「誰も知らない」「歩いても歩いても」などの撮影をされた山崎裕さんです。カメラマンから監督へ…というのは、「剣岳」の木村大作さんや、「セック…

自由でいいんだよね。

昨日は、超久しぶりに、自主映画を見ました。 PFFアワードに、知り合いの少年が入選を果たしたので、見にいったのでした。森岡龍君の「硬い恋人」というのを見ました。16ミリフィルムで撮影して、デジタルにプリントしたものの上映。 暗部がかなり暗くなって…

映画「ガールフレンドエクスペリエンス」

昨日見た、映画「ガールフレンドエクスペリエンス」の感想です。 毎度のことですが、ネタばれとか気にしてません。そもそも、ネタばれしたら、見たくない…という感覚が自分にはあまりないもんで、すみません。逆に詳しく聞けば聞くほど、関心を持つし、自分…

映画「告白」と母性神話。

今日は、数日前に見た映画「告白」の感想を書きます。 ネタばれとかあまり考えてないので、なるべく、ないようにしますが、自信がないので、あしからずご了承ください。 大ヒット中の映画でありますし、友人の監督も「傑作!」と言っていましたが、一方で、…

映画「シザーハンド」

昨晩は、寝るまえにDVDで「シザーハンド」を見ました。 そうです、あの有名な、ジョニー・デップ×ティム・バートン監督のヒット作です。 実は正直に申し上げると、今まで見たことなかったんです、この作品。ひとびとの話題に上ることの多い作品なのに、見る…

映画「黒い眼のオペラ」

昨晩は、DVDにて、台湾が誇る名匠、ツアイミンリャン(ツアイという漢字がでないのでカタカナで失礼)監督の「黒い眼のオペラ」を見ました。 この監督の「愛情万歳」と「青春神話」がとても好きです。特に「愛情万歳」のラストシーンには深く感動いたしまし…

映画「ドン・ファン」

仕事で、「ドンファン」について、調べているので、ジョニー・デップが主演した映画「ドン・ファン」を見ました。 マーロン・ブランドやフェイ・ダナウェイも出ていて、コッポラ製作の大作でありました。 しかし、この映画って…。 「ドン・ファン」と言えば…

映画「潜水服は蝶の夢を見る」

昼間は、映画関係の打ち合わせに出かけ、夜、映画「潜水服は蝶の夢を見る」を見ました。 ELLEの編集長だったイケイケ遊び人の男が、脳梗塞に倒れ、右目の瞬きだけで、書いた自伝を映画化したもの。2007年のフランスの作品。(カンヌ映画祭、監督賞) 最…

映画「セックス&ザシティ2」

今日は、勝どきへ、「バルトーク」の演奏会に行きました。 指揮は、新田ユリさん。「名曲探偵アマデウス」でお世話になっている指揮者さんです。知り合いの方が指揮をしているコンサートは初めてだった。バルトーク、難解だと聞いていたけど、心地良かった。…

映画「あの夏の子供たち」

打ち合わせのあと、恵比寿で、映画「あの夏の子供たち」を見て来ました。 実在する映画プロデューサーの自殺をベースに作られた物語…ということで興味を持っておりました。それと、カンヌ映画祭ある視点部門特別賞受賞だし。 監督は弱冠29歳の女性、ミア・…

映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」

打ち合わせのあと、新宿で映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」を見て来た。 すっごく好きというひとと、そうでもないと言うひとと、まわりでは意見がわかれていた。自分はどっちかなーと思っていた。結論から言うと、好き。 韓国の映画「息もできない」…

映画「アリス・イン・ワンダーランド」

パリへ行く飛行機のなかで見ました。飛行機に乗る前は徹夜だったので、すごく眠かったです。 なので、途中、何度か寝てしまいました。不思議の国の様子がいろんなアイデアでふくらませてあり、自分がもっと子供だったら、「うわー夢の世界!」と思えるかもし…